- HOME
- 留学経験者の声
一橋から海外へ
留学生活で得るもの
『大学案内2026』より
法学部4年 関 響太郎
2023年8月~2024年5月
パリ政治学院(フランス)
2024年11月撮影
留学で得たものは何かと聞かれたら、留学の経験そのものだというのが私の答えです。授業、友達、旅行など様々な側面から切り取ることはできますが、その総体としての留学生活そのものがすでにかけがえのない経験だと言えるでしょう。
留学とは、単に海外に授業を受けに行くことではなく、日本とは全く違う環境で生活をするということです。寝起きして、通学して、買い物して、友達とご飯食べて、たまに旅行も行って。そんな生活すべてが、普段慣れ親しんだものとは全く異なる文化の中で営まれます。網戸がなかったり、コロコロが売ってなかったり、レジ袋がなかったり。そうした、いわばアウェイの環境の中でどう生活するかというのが、まさに留学において一番大変なことであり、また一番成長できるところでもあります。また、違う言葉を使いながら生活するというのもなかなか経験できない、貴重な経験です。もちろん簡単ではないですし、非英語圏に行けば現地の言葉でお店の人と話をするのはなかなか難しいでしょう。しかし、自分の言葉が相手に伝わって会話が成立したときの喜びはその分とても大きいものがあります。そこには、コミュニケーションの本質があるのです。
限られた大学生活の中で、そのうちの一年を留学に費やすというのは非常に大きな決断です。しかし、一橋にはそれを十分に支える制度、そして人がいます。進路を考える際、留学を一つの判断基準にしてみてはいかがでしょうか。
可能性に満ちた世界
『大学案内2026』より
法学部4年 三浦 碧美
2023年8月~2024年5月
ハーバード大学(アメリカ)
2024年11月撮影
「一橋大学に入学して、ハーバード大学へ留学したい」と思うようになったのは、高校生の頃のことです。通っていた高校ではハーバード模擬国連へ出場するチャンスがありましたが、当時の私は英語力が不足しており、参加の枠を勝ち取れませんでした。なんとかリベンジしたいと思った結果、一橋大学を志すにいたり、入学してからもハーバードへの留学枠を掴もうと努力してきました。
いざ留学が始まると、そこは真正面から自分の関心に向き合うことができる、素晴らしい環境でした。24時間空いている図書館や、深夜まで勉強したあとも安全に自宅まで送り届けてくれる無料の送迎バス、授業でわからなかったところだけでなく、将来の進路まで親身に相談にのってくれる一流の教授陣や大学院生など、毎日が新しい発見の連続で、無限の可能性を感じることができました。また、環境学を専攻しながら、環境活動家として国連で活躍する同世代の友人と出会ったことは、将来自分が何者になりたいかを考える大変刺激的な時間でした。
実りの多かった留学生活は、如水会からの奨学金や留学経験のある先輩との繋がりがなければ決して実現できませんでした。大変感謝しております。大学で海外留学に挑戦してみたいと思うみなさん、ぜひ一橋大学でそのチャンスをつかんでみませんか?
海外から一橋へ
外国人留学生
一橋大学では、文部科学省国費留学生101人を含め、私費留学生、交流学生等、合わせて53の国や地域から917人の外国人留学生が学んでいます(2024年5月1日現在)。そのうち、約8割はアジアからの留学生で15か国・地域に及びます。交流協定校を中心に、ヨーロッパからの留学生も25か国100人となっています。外国人留学生のうち、6割以上が大学院に所属しており、人文・社会科学分野において優れた研究者を世界に輩出しています。
授業では、異文化理解を目的とした科目が開講されているほか、キャンパス内外において留学生を支援するサークルが活動しています。国際学生宿舎や国際交流会館においても、活発な国際交流がみられます。また、卒業留学生は、金融、商社、メーカー等多様な有力企業に就職しており、高く評価されています。
自分の可能性を広げる学びの旅
『大学案内2026』より
経済学部3年 ハンナロング サウィッター
タイ
2024年11月撮影
高校時代の日本への交換留学をきっかけに、日本の大学での生活に興味を持ちました。特に経済学に興味があり、少人数の講義が魅力的だったことから、一橋大学に入学したいと思いました。
一橋大学に入学して感じた魅力の一つは、英語で開講される様々な講義があることです。これらの講義で英語力を伸ばし、専門知識を深めると同時に、活発なディスカッションを通して異文化理解や自己の考えの見つめ直しの機会が多くありました。私のような正規留学生、日本人学生、交換留学生が一緒に学ぶことで、日本の大学でありながら国際的な環境に身を置いていると実感しています。
また、一橋大学では国際的な視野を広げるためのプログラムが充実しており、その一つであるグローバル・リーダーズ・プログラムに参加し、短期海外調査に参加しました。現地の社会問題を多角的に考察し、日本や自国での応用可能性を探る貴重な経験ができました。一橋大学の卒業生で世界的に活躍している方々とお話しする機会もあり、今後の大学生活の励みになりました。
私は一橋大学でのこのような有意義な経験を通じて、自分の可能性をさらに広げていけると感じています。
理想の自分への確かなる一歩を
『大学案内2025』より
法学部4年 キム ジュノ
韓国
2023年11月撮影
中学時代の日本滞在経験から、日本留学に憧れをもつようになり、一橋大学入学に至りました。
しかし、コロナ禍の影響により、期待した大学生活とはかけ離れた出発を強いられました。それにもかかわらず、一橋の積極的な支援に後押しされ、グローバル・リーダーズ・プログラムを通じた国際セミナー参加、ゼミ代表としてのゼミ及び合同ゼミ参画、グローバル・ガバナンス研究センターのリサーチ・アシスタント勤務、そして5年一貫教育プログラム参加など、数多くの経験を積むことができました。留学生である自分がこのような貴重な体験に恵まれた理由には、背景や国籍を問わず皆に同等な機会を提供する一橋の開かれた環境があったと思います。
一橋での学びは単なる文献の講読に限られませんでした。社会課題に対し、多様なバックグラウンドを持った学内・外、ひいては国外の学生及び教員の方々と議論ができるよう、主体的な勉学の機会が多数設けられました。その結果、学生としてのみならず、社会に出るために試行錯誤を重ねる個人として必要な知見を得たと考えます。
多様化する今後の社会をけん引する自分を思い描く皆さん、一橋でその一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。
Hitotsubashi University Global Education Program (HGP)
Hitotsubashi University Global Education Program
(HGP)は、一橋大学における教育の国際化とグローバル人材の育成をけん引するプログラムであり、日本人学生と留学生が社会科学分野を主とした学際的な科目をともに学ぶ場となっています。HGPは学部を問わず、一橋大学のすべての学生を対象としており、授業は英語で行われています。
HGPの授業は、各国の学生交流協定校からの交換留学生をはじめとする多くの外国人留学生が受講しており、日本にいながらにして、国際的な視野と感覚を身につけられる特徴的なプログラムです。また、HGPの教授陣は、多様な出身国と国際経験を持つ教員によって構成されているだけでなく、各界の第一線で活躍している方も多いことから、より実践的な授業内容を含んでいます。国際交流に興味がある、海外留学をしてみたい、実践的な英語力を身につけたい、といった学生に特に有益な授業科目が提供されています。
HGPの主たる科目は、英語で授業が行われる日本・世界事情関係科目群及び社会科学分野の専門科目群によって構成されています。詳細については、HGPのウェブサイトをご参照ください。