一橋から海外へ

挑戦できる場所

『大学案内2025』より

社会学部4年 隨念 もえ

社会学部4年 隨念 もえ

2022年8月~2023年5月
ハーバード大学(アメリカ)

2023年11月撮影

皆さんは留学を通してどのような経験を得たいですか。ハーバード大学は私にとって「やる気さえあればどこまででも挑戦できる場所」でした。何か疑問があれば、ノーベル賞受賞者や元米財務長官など、各分野における最高峰の教授陣とオフィスアワーで議論することができます。留学生であっても、大学の研究機関で出版に貢献することもできます。私は、留学前は想像もつかなかったような貴重な経験に、メール一通で手が届くことに驚くとともに、自分次第でどこまででも可能性が広がる環境で、勇気が持てずに機会を逃すのはあまりに勿体無いと感じるようになりました。自分にできるか自信がなくても、「とりあえずやってみる」ことで見える世界や選択肢は大きく広がります。
そして、初めての長期留学に不安でいっぱいだった私が、がむしゃらに挑戦を続けることができたのは、それぞれの関心分野で向上心を持って挑戦し続ける友人たちに感化され、励まされたからこそだと振り返り、強く感じます。尊敬できる優秀な学友を世界中に持つことができたことは、私にとって留学期間の最も大きな成果でした。
私は、オープンキャンパスで、充実した留学制度とサポートについて知り、一橋大学を志しました。刺激的な環境で挑戦したい、憧れの教授のレクチャーを受けたい、仲間と切磋琢磨して学びに没頭したいなど、目標を持つ学生の皆さんには、ぜひ留学を通して充実した経験をしていただきたいと思います。

留学先でのかけがえのない日常

『大学案内2025』より

法学部4年 岸 晃史

法学部4年 岸 晃史

2022年8月~2023年5月
パリ政治学院(フランス)

2023年11月撮影

交換留学は、授業だけでなく、人間関係や生活そのものから新しい知識や考え方が得られると気づかせてくれる体験です。そして、そのための時間や心の余裕は、かけがえのないものだということも学ぶことができます。私にとっては大学生活はもちろん、日常生活を外国語で送る中で、またとない機会に恵まれました。
留学先で「異なる価値観に触れられる」などとよく言いますが、留学で遭遇する未知の経験は、それだけでは言い表せません。日本料理を再現して現地の友人に振る舞う難しさと楽しさ、滅多に会えないタイプの人々と直接話すワクワク感と深謀遠慮、旅先での予想だにしないハプニング、心と頭を揺さぶられる体験が待っています。
外国語を使うというだけでも十分大きな刺激です。理解できなかったことや、的確な表現を発せなかったことへの後悔はあります。一方で、外交官の講演で機知に富んだ表現に出会うなど、素敵な出会いも沢山ありました。
限りある人生の中で、限りある大学生活を送ることは、とても貴重な体験です。その貴重な体験の中でも、簡単にはできないのが長期の交換留学です。その体験を応援してくれる環境が、一橋にはあります。留学先や留学方法の選択肢の豊かさや、留学経験のある先輩との繋がりの強さ、給付奨学金の存在は、他にはない強みだと思います。

海外から一橋へ

外国人留学生

一橋大学では、文部科学省国費留学生103人を含め、私費留学生、交流学生等、合わせて52の国や地域から901人の外国人留学生が学んでいます(2023年5月1日現在)。そのうち、8割近くはアジアからの留学生で15か国・地域に及びます。交流協定校を中心に、ヨーロッパからの留学生も24か国98人となっています。外国人留学生のうち、6割以上が大学院に所属しており、人文・社会科学分野において優れた研究者を世界に輩出しています。
授業では、異文化理解を目的とした科目が開講されているほか、キャンパス内外において留学生を支援するサークルが活動しています。国際学生宿舎や国際交流会館においても、活発な国際交流がみられます。また、卒業留学生は、金融、商社、メーカー等多様な有力企業に就職しており、高く評価されています。

理想の自分への確かなる一歩を

『大学案内2025』より

法学部4年 キム ジュノ

法学部4年 キム ジュノ

韓国

2023年11月撮影

中学時代の日本滞在経験から、日本留学に憧れをもつようになり、一橋大学入学に至りました。
しかし、コロナ禍の影響により、期待した大学生活とはかけ離れた出発を強いられました。それにもかかわらず、一橋の積極的な支援に後押しされ、グローバル・リーダーズ・プログラムを通じた国際セミナー参加、ゼミ代表としてのゼミ及び合同ゼミ参画、グローバル・ガバナンス研究センターのリサーチ・アシスタント勤務、そして5年一貫教育プログラム参加など、数多くの経験を積むことができました。留学生である自分がこのような貴重な体験に恵まれた理由には、背景や国籍を問わず皆に同等な機会を提供する一橋の開かれた環境があったと思います。
一橋での学びは単なる文献の講読に限られませんでした。社会課題に対し、多様なバックグラウンドを持った学内・外、ひいては国外の学生及び教員の方々と議論ができるよう、主体的な勉学の機会が多数設けられました。その結果、学生としてのみならず、社会に出るために試行錯誤を重ねる個人として必要な知見を得たと考えます。
多様化する今後の社会をけん引する自分を思い描く皆さん、一橋でその一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。

日本ならではの大学生活

『大学案内2024』より

経済学部 4年 チャウワナジン ナタワディ

経済学部 4年 チャウワナジン ナタワディ

タイ王国

2022年11月撮影

アニメや漫画で、日本の高校のイメージは想像できましたが、日本人の大学生活はどんな感じなのかは全然思いつけませんでした。一橋大学に入学してから、1年生のクラスでスポーツ大会に参加したり、大学祭でホットクを作って販売したり、部活(国際部ディベートセクション)に入ったり、一橋寮のレジデントアシスタントもしたりしました。このような経験はタイで得られず、日本の大学ならではの経験とも考えられます。
また、一橋大学で習った科目は本当に好きです。1年生のときには英語や必須科目が多いですが、2年生から自分の興味を追究する自由があります。そのうえ、先生方のご支援も多く、いつまでも心の中に感謝しています。
最後に、一橋大学(および寮)で日本人だけではなく、世界各国からの人々と知り合えます。一生大切にしたい方々との貴重な関係もできました。一橋大学から専門知識をもらうだけではなく、価値の高い経験の積み重ねや人脈づくりもできます。もし私が他の大学を通ったら、これらの経験はすべて不可能だったでしょう。
皆さんも一橋に入ったら、ぜひぜひ新しいことを試して、新しい人々とつながってみてください。一生忘れられない思い出になるかもしれません!

Hitotsubashi University Global Education Program (HGP)

Hitotsubashi University Global Education Program (HGP)は、一橋大学における教育の国際化とグローバル人材の育成をけん引するプログラムであり、日本人学生と留学生が社会科学分野を主とした学際的な科目をともに学ぶ場となっています。HGPは学部を問わず、一橋大学のすべての学生を対象としており、授業は英語で行われています。
HGPの授業は、各国の学生交流協定校からの交換留学生をはじめとする多くの外国人留学生が受講しており、日本にいながらにして、国際的な視野と感覚を身につけられる特徴的なプログラムです。また、HGPの教授陣は、多様な出身国と国際経験を持つ教員によって構成されているだけでなく、各界の第一線で活躍している方も多いことから、より実践的な授業内容を含んでいます。国際交流に興味がある、海外留学をしてみたい、実践的な英語力を身につけたい、といった学生に特に有益な授業科目が提供されています。
HGPの主たる科目は、英語で授業が行われる日本・世界事情関係科目群及び社会科学分野の専門科目群によって構成されています。詳細については、HGPのウェブサイトをご参照ください。

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