『大学案内2023』より

部活動 最後の学生生活を熱中できるものに

経済学部3年 野沢 紗夏

私は経済学部で開発経済学について学んでいます。またグローバル・リーダーズ・プログラムの選抜生として、英語で経済学を学んでいます。専門的な知識だけでなく、他学部の教養を得て視野を広げられるのが一橋大学の良さだと思います。

私は一橋大学体育会應援部に所属しています。應援部は様々な体育会の団体が試合で勝利できるように、全力で応援をしています。また一橋祭ではステージを披露しています。吹奏楽も兼ねていますが、ほぼ全員がダンス・吹奏楽の初心者という中でも、体育会の皆さんが勝利できるように練習に励んでいます。
大学は様々な人が集まる場所です。だからこそ大学生活の形は多様です。体育会に属する人もいれば、サークル活動・インターン・アルバイトに励むなど、大学生活をどう過ごすかは人によって全く異なります。その中で私ははじめから体育会しか考えておらず、今でも体育会に入ってよかったと思っています。得たものも多くあり、一番は「人との関わり」だと思います。大学での課外活動は、自分の団体だけでなく他団体や人との関わりがあってこそ成り立ちます。應援部も応援する団体であるからこそ、各体育会だけでなく、学内・学外の団体との関わりも強いです。多くの方々と出会い、活動に楽しさを見出すだけでなく、自分の視野の狭さに気づき、考え方の幅を広げ、深めることができました。人として成長する機会を多くいただいたと思います。
学生として思い思いに過ごせるのは大学が最後です。だからこそ自分が熱中できる場で最高の大学生活を送ってほしいです。最終的に「体育会」を選択したのであれば、体育会に所属する全学生が最高の大学生活になることを保証します。

2021年11月撮影

一週間のスケジュール

寮生活 多くの人と“繋がる”寮生活

法学部3年 鈴木 健心

私は、授業とアルバイトを両立しながら、休日は国際寮でのイベントなどに参加しています。自然豊かで図書館をはじめとする趣深い建物が多いキャンパスは、一橋大学の数ある魅力の一つです。

一橋大学小平国際キャンパスにある一橋寮の魅力は、多種多様な価値観を持つ寮生と交流し、自身の視野を広げることができることです。私が1年生として寮に入ったばかりの頃は、新たな環境で一人暮らしをすることに少なからず不安を感じていました。しかし、そんな不安を吹き飛ばすくらいに寮での生活は楽しく、新鮮なものでした。現在も感染症対策をしながら、共有のキッチンでフロアメイトと一緒にボードゲームをしたり、お互いの国や文化について教えあったりと日々新しいことを学びながら充実した寮生活を送っています。
また、寮では定期的にイベントも開催しており、フロアや棟を超えた繋がりを作ることもできます。数百人の寮生が暮らすこの寮は、一般的な学生寮と比べるとかなり規模の大きな寮であり、年齢や国境を超えて多くの人と繋がりを得ることができます。
寮の管理室にいらっしゃる方も優しい方ばかりで、困った時には親身に相談に乗ってくださり、住み始めてまだ2年半ですが実家のような安心感があります。この寮の魅力をもっとみんなに伝えたい、更に住み心地の良い寮にしたい、そんな気持ちから現在は寮の学生スタッフの一員(RA:レジデントアシスタント)として活動しています。寮生活に興味を持ってくださった方は、ぜひ寮の見学会に参加してみてください!きっと気に入っていただけると思います。新生活が素晴らしいものとなるよう、一緒に寮を盛り上げていきましょう。

2021年11月撮影

一週間のスケジュール

就職活動 出会いに感謝し、自分と向き合う

社会学部4年 山本 里

移民や人の国際移動を研究する国際社会学のゼミに所属しています。移民に関心を持ったのは、入学後に留学生の多いグローバルな環境に驚いたのがきっかけでした。少人数な分、多様なバックグラウンドの友達ができるのも一橋の魅力です。

大学案内を読んで交換留学制度に憧れていた私は、入学前から交換留学に行って5年で卒業するつもりでした。よって、パンデミックによって交換留学が中止になった時の衝撃は大きく、まずは焦りから就職活動に飛び込み、国際機関への関心から院進やグローバルに働ける企業など色々な選択肢を考えました。
しかし自粛期間に、脆弱な立場にある人ほど打撃を受ける状況や、それまでの人の移動が国家の決定一つで制約されていくのを目の当たりにし、人々に対する国家の影響力や付随する責任の大きさに関心を持つに至りました。公務員試験を受験することにし、国家の立場から日本と国際社会の平和を追求できる外交を仕事にできることになりました。
当初は実感もないまま就職活動に突入してしまいましたが、公務員に限らず様々な組織・企業の方々にお話を伺う中で社会課題に対するパプリックサイドだけでない多様な視点を知れたことは、翻って自分が本当にやりたいことを考え抜く助けになりました。また不安の尽きないコロナ禍の就活にあっても励まし合い、時にそれぞれの価値観から刺激をくれた友達には感謝が尽きません。
皆さんの大学生活においても、想像もしない出来事に直面することがあるかもしれません。どんなチャレンジがあっても一橋ならではのリソースを存分に活かし、またとない出会いを大切にしつつ、充実した大学生活を送っていただけたら幸いです。

2021年11月撮影

一週間のスケジュール

四大学連合 知見を広げて、次なる『現実』に挑む

商学部3年 山本 隼大

私は中村恒先生のゼミに所属し、金融について学んでおり、課外活動として討論会サークルに所属しています。将来は、金融の知見を土台に、仕事を通して様々な人々に貢献できるゼネラリストになりたいです。一橋は、学びをとことん追求できる仲間・恩師・環境の揃った素晴らしい大学です。是非、ご入学を検討してみて下さい!!

私が四大学連合を受講したのは、交通政策及び都市開発への知見を深めるためでした。
私の地元岐阜県は、東海道新幹線や名神高速などの日本の大動脈といえる交通インフラが存在する故に、人口規模の割に交通利便性が高い地域です。そこでの暮らしの中で都市交通に関心を寄せていた私は、大学に入学して2年経った春に、東京から京都まで東海道を19日間歩く旅に挑戦し、交通インフラの都市及び生活環境への影響力を痛感しました。そして、この経験をどうにか自分の専攻分野であるマクロ金融につなげたいと思うようになりました。
そんな折、本学含めた複数の大学が人々の「暮らし」に焦点を当てて講義を展開する四大学連合の「生活空間研究コース」について知り、現在は本学社会学部の都市社会学の側面、東京工業大学の土木・建築、社会基盤の側面から、より良い生活空間を創造するための知識獲得の理念に基づき、学修しています。
東京工業大学の講義は理系学生向けのより高度な数学を扱う場面があり、キャッチアップに苦労することも多々あります。しかし、本コースでの学修を通して様々な理論をもって現実をより深く分析する力が養われ、今後のゼミにおいても脱炭素やスマートシティといった都市や交通に大きく関わる社会トレンドが金融市場に与える影響を高度な知見を持って追うことができます。
本コースの受講によって得られた多角的な視野は、私の大学での学びに深みを与えてくれるので、今後もこの貴重な機会を存分に活かしていきたいと考えています。

2021年11月撮影

一週間のスケジュール

CAMPUS LIFE

キャンパスライフ