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『大学案内2025』より
部活動 大学“だからこそ” 部活に入ることの魅力
社会学部 2年 戸松 結香
体育会硬式庭球部に所属し、国立東キャンパスのテニスコートで日々活動しています。ハードコート3面、オムニコート3面の計6面がいつでも使用可能という充実した環境、少人数ながらアットホームな雰囲気が、庭球部のお気に入りポイントです。
私は体育会硬式庭球部に所属しています。小さい頃から続けてきたテニスを、大学でも本気でやりたかったので、入部を決めました。しかし、一般的には「大学生活といえばサークル」というイメージが強いし、部活なんて中高でもう十分だという人も多いと思います。ですが、私は大学部活動に、中高までのそれとは違った魅力を感じています。
第一に、思う存分部活に打ち込める点です。大学では、中高より授業に拘束されず、自分で履修を組めるため、多くの時間を部活に割けます。一方、部活に入ったら部活しかできないという訳ではなく、勉強や遊び・アルバイトとの両立も十分可能です。特に、私が所属する庭球部では、授業と授業の合間の空きコマにも練習を行えるので、他のものと両立しやすいです。第二に、社会経験を積める点です。大学部活動は学生主体で成り立っていて、部内運営や試合運営、大学への各種申請や他大とのやり取りも自分たちで行うので、責任感が養われます。また、OBOGと関わる機会が多いため、社会に出たときの予行練習もでき、ためになります。第三に、様々な人間関係を築ける点です。部員との深い絆はもちろん、OBOGとのタテのつながりや、他大学の人とのヨコのつながりを持てるところが、大学部活動に特有の良さだと感じています。
このように沢山の魅力があるので、皆さんにもぜひ、大学生活を部活に捧げてみてほしいです。
2023年11月撮影
寮生活 生活のすべてがひとつに
経済学部 1年 沼田 開
専攻はまだないです。体育会スキー部と国際部ドラマセクションに所属していて、毎日国立キャンパスと小平キャンパスを自転車で行き来しています。また、学外の学生団体にも所属していて週に数回話し合いをしています。一橋の好きな所は都会にも田舎にも近いキャンパスの立地とキャンパス内のロマネスク建築です。
上京し慣れない地域で生活すること、大学に知り合いが一人もいなかったことへの焦燥、初めての寮生活への心配など、入学前の私は不安でいっぱいだったのを覚えています。しかし、半年間寮生活を営んでみて、私はこの寮で生活する事を選んで本当によかったと思っています。寮生活の魅力を字数の許す限り挙げていきます。
まず、人間関係に困らない事です。寮は共同生活なので協調性やコミュニケーション力の面で成長できますし、何よりも嬉しいのが、帰ってきた時に「おかえり」の声がある事です。毎日、日常の他愛もない事で笑い合ったり、寝食をともにしたりする事で、普通では得られない、かけがえのない友達を作ることができます。入寮日が入学式前であることや自室がありプライベートを確保できるのも嬉しいポイントです。
次に、生活が国際色豊かになることです。フロアメイトには世界各国からの留学生がいて、言語や文化の違いを学べるだけでなく、海外の友人を作る機会ができて、外国語を学ぶモチベーションにもつながると思います。留学生との会話は面白く、学びの機会となっています。
また、寮には安心して暮らせる環境が整っています。豊富なイベントが行われたり安心の警備体制が整えられていたりする他、各フロアに寮の運営やイベント企画を行う学生スタッフが在籍していて、快適な寮生活を実現してくれています。
本当はもっと続けたい所ですが、寮の魅力は枚挙にいとまがありません。寮はそれ自体がコミュニティになりますし、安心安全な生活の場を提供するだけでなく、多くの出会いを与えてくれます。最初は「寮になんて住みたくない」と思っていた私が今はその魅力を熱く語れるほどです。皆さんも一橋寮で、超絶充実した生活を送りませんか。
2023年11月撮影
就職活動 周囲の支えに感謝し、自分と向き合う
法学部 4年 昌山 透子
法学部グローバル・リーダーズ・プログラム生で、山田ゼミで国際関係学を学んでいます。また約1年間ベルギーへ留学しました。一橋は多様な関心を持ち挑戦している面白い仲間にたくさん出会える場所です。
私は有難いことに満足できる就職活動ができましたが、これは決して一人では成し得なかったと思っています。
私は1年間の交換留学のため、卒業を1年遅らせました。そのため友人の多くが1年早く就職活動を終えていたので、経験を聞いたりアドバイスをもらったりしました。また同時期に就職活動を行った友人たちからは、異なる視点からの気付きを得たり一緒に面接の練習をしたりと、苦しい時期にも踏ん張るエネルギーをもらいました。
また、大学のキャリア支援室も利用しました。キャリアアドバイザーの方には面談の機会を設けていただき、悩み相談からエントリーシートの添削まで幅広くサポートしていただきました。OBOGの方々にもお時間を頂き、たくさんの社員訪問をさせていただきました。自分で調べるだけでは分からない具体的な業務内容や仕事のリアルを理解することができ、志望業界・企業を決定する際の重要な指針となりました。一橋はキャリア支援が手厚く、幅広い業界でOBOGの方々がご活躍されているので、就職活動のリソースは非常に充実していると思います。
就職活動は人によって正解が異なるものだと思います。だからこそ私は色々な人の意見に耳を傾け、その上で自分はどうしたいのかを考えるようにしていました。皆さんもこれからの大学生活の中で多様な価値観に触れ、一橋ならではのリソースを活用しながら、大きな可能性の中から自分がベストだと思える道が見つかることを祈っています。
2023年11月撮影
四大学連合 自分の興味を探すために
経済学部 3年 金森 巧真
現在竹内先生のゼミに所属し、行動経済学を学んでいます。一橋のおすすめポイントはやはりキャンパス内の歴史ある建物だと思います。キャンパス自体は落ち着いた雰囲気で勉強したい人には合っている環境です。
私がこの複合領域コースに出願した理由は、ありきたりな理由ではありますが、幅広い学問に触れてみたいと思ったからです。出願した2022年の冬はまだ日本国内でコロナウイルスが流行しており、国内外で様々な問題点が露見していました。自分がこの状況下でできることは限られていましたが、せめて様々な視点からコロナ禍での問題の知見を得たいと思い、出願しました。
従来の複合領域コースであれば実際に他の大学のキャンパスに行って授業に参加しますが、コロナ禍が長期化しており、今まで受講した複合領域コースの講義はほとんどライブ配信授業もしくはオンデマンド授業でした。他の大学のキャンパスで授業を受けてみたいと思っていたので、現時点で実際に行けたことがほとんどないのが少々残念ですが、受講時間帯や受講場所については自由だったので時間割などは組みやすかったです。
東京医科歯科大学のある授業では、コロナ禍で最前線に立った医者の話から学生のメンタル面の問題まで幅広く扱い、それについて対面でディスカッションを行いました。これは違う専門分野の人の考え方を知る貴重な機会となりました。別の授業では、AIやビッグデータを医療に応用するための機械学習を扱いました。一橋でも機械学習の授業はありますが、医療への応用の視点は深く学べないので良い機会となりました。
このように、自分は複合領域コースを、一橋では得られない知見を得るために活用しています。
2023年11月撮影