『大学案内2026』より

サークル活動 唯一無二の主体的な学びをこのまちで

経済学部 2年 清水 雅文

経済学部 2年 清水 雅文

私はサークル活動としてまちづくりをしている一方、体育会の準硬式野球部にも所属しています。一橋は学生が自由に使える時間も比較的多い印象で、学生生活をどんな色にするかを自分で決められるところも魅力です。

一橋大学のある国立市はまさに学生のためにあるような学びに満ちた空間です。
21世紀を迎えた頃、国立駅から約2km真南に位置する谷保駅周辺の地域では住民の高齢化、商店街の衰退などから活気が失われていました。その窮地を救おうと産官学民がタッグを組んで立ち上がったプロジェクトが、今私が所属しているサークル「Pro-K」の始まりでした。20年以上の歴史をもつこの取り組みは今や地域に馴染んだ日常の光景となり、100人以上の学生が商店街を拠点に活動しています。学生でありながらコミュニティカフェ、地元野菜と地域物産の店、多目的ホール、雑貨屋、シェア工房の5店舗を運営し、加えてローカルヒーロー「やほレンジャー」の活動や地域のイベントの運営・参加など、取り組んでいる事業は多岐に渡ります。このまちで生まれ育ったわけでもない私ですが、地域の子供から商店街の大人まで、活動を通じて人々と関わる度に活力をもらいます。大学生でこのような経験ができるのは日本全国どこを探してもここだけではないかと思っています。
受験生活が終わり、4月に一橋大生となって初めてこのまちに降り立ったとき、国立駅から一直線に伸びる大学通りが満開の桜で迎えてくれました。私はこのまちが大好きになりました。皆さんもこのキャンパス、このまちでしか過ごせない4年間をきっと見つけられると思います。春の訪れを楽しみに頑張ってください。

2024年11月撮影

一週間のスケジュール

寮生活 彩り豊かな生活空間に囲まれて

法学部 1年 高岡 香奈

法学部 1年 高岡 香奈

ダンスやアカペラのサークルに所属しており、文化祭や定期公演にむけて活動しています。また複数の大学から学生が集まる学生団体にも所属しています。一橋大学は比較的少人数の大学ですが、その分、互いのことを深く知れて濃密な人間関係を築けますし、様々な団体に入って人との繋がりを広げることもできるというところが大きな魅力だと思います。

寮で暮らすと決まった約半年前の春、私は寮生活がどのようなものなのかほとんど想像できず、漠然とした不安とともに新生活の準備をしていたのを覚えています。しかし、寮での日々を過ごすうちに寮の生活空間やコミュニティに居心地の良さを感じるようになりました。私がどうしてそのように思えたのか、実際に見て感じた寮生活の魅力に触れながらお伝えしたいと思います。
まず、安全を管理する体制が十分に整っているということが、快適な寮生活の土台となっていると言えるでしょう。警備体制はもちろん、建物や部屋の防犯性の高さ、そしていざとなったら共に助け合える周りの寮生たちの存在が、危険に対する不安や恐怖から私たちを守ってくれています。
次に、寮生同士で異文化交流ができるのは、一橋寮(いっきょうりょう)の大きな魅力だと思います。寮には、日本人学生だけでなく様々な国からの留学生も暮らしています。そのため、異なるバックグラウンドを持った人たちと同じ空間を共にしコミュニケーションをとる場が豊富にあり、日常的に異文化理解への姿勢をもつことができます。
さらに、一人暮らしと共同生活の両方を同時に経験できるところも寮生活の良いところです。食事作りや洗濯、掃除などを他人に頼ることなく自分で管理するという一人暮らしならではの楽しさや大変さを経験しつつも、他の寮生と支え合って孤独をあまり感じることなく過ごすことができます。
みなさんもこのように彩り豊かな一橋寮で、安心で充実した生活を送ってみませんか。

2024年11月撮影

一週間のスケジュール

就職活動 大学受験と就職活動の構造的な違い

社会学部 4年 矢田 隼也

社会学部 4年 矢田 隼也

課外活動では、KODAIRA祭実行委員会、東京五輪でのインターンや地域ボランティアなど、手広く挑戦しました。専攻は社会心理学です。社会心理学は、学際的な分野でマーケティングや行動経済学ともリンクしており、面白いです!

大学受験と就職活動の違いについて考えたことはありますか?もちろん、表面的な違いはたくさんありますが、私が就職活動を通して感じた、大きな違いを書きたいと思います。
その違いは、選択肢の選び方にあります。大学受験では「偏差値」という絶対的な指標がありますが、就職活動ではそれが存在しません。
就職活動では、「年収」「福利厚生」「やりたい仕事かどうか」「業界の将来性」など、企業を評価する基準はさまざまです。これらを総合的に考え、自分にとって何を優先するのか、何なら妥協できるのか、といった「自分なりの理想の企業度」を構築する必要があります。大学受験における「偏差値」とは異なり、この基準は人によって異なります。ある人にとって100点の企業が、別の人にとっては0点であることも多々あります。
私自身、直近の進路選択である大学受験では「偏差値」という全員統一の指標を判断基準としていました。このため、就職活動において自分なりの基準を作ることは難しいと感じました。
一橋大学には、この「自分なりの理想の企業度」を論理的に、かつ納得感をもって確立できる環境が整っていると思います。キャリア支援室での個別相談やOB・OG訪問の紹介に加え、卒業生であり各業界のトップリーダーが主催する「如水ゼミ」では、多様な業界のリアルな情報を得ることができます。
この充実した環境を活用して、みなさんも将来を設計してみませんか?

2024年11月撮影

一週間のスケジュール

5年一貫 無限に広がる機会とネットワークを人生の財産に

商学部 4年 福元 結和

商学部 4年 福元 結和

5年一貫教育プログラムに在籍中で、東南アジアにおける日本企業のマーケティング戦略が専門です。カリフォルニア大学留学中はStatistics and Data Science学部への転学部を経て、一橋大学の令和5年度学業優秀学生として表彰いただきました。

5年一貫プログラムを通じて進学した一橋MBAは、単なる知識の習得にとどまらず、自己成長を実現するための卓越した機会とネットワークをもつ、唯一無二の環境であることを実感しています。
私自身、社会人経験者や留学生等多様な価値観やバックグラウンドを持つ友人たちとの密度の濃い議論に、自身の明確な視点を持って臨むことで、問題の本質を見抜く力を養いました。この能力は、単なる学問の域にとどまらず、将来実際の社会問題を解決する際の強固な基盤となることを確信しています。
その一方で、私にとってこのプログラムの最大の財産は、互いに高め合うことのできる優秀な学友たちとの出会いでした。入学当初自信のなさから、何をするにも不安で押しつぶされそうだった私が、現在自らの限界に挑戦する勇気を持てているのは、志高くそして直向きに挑戦し続ける友人たちと出会ったからです。彼らと共に切磋琢磨し、支え合うことで、私自身、人としても大きく成長したことを実感しています。少人数制の環境だからこそ築ける仲間との深い絆や、強固なネットワークは、今後のキャリアや人生において大きな財産となるでしょう。
一橋大学は、自身の可能性を広げ、成長し続けたいと願う人にとって、まさに理想的な学びの場です。皆さんが、一橋大学で無限に広がる機会とネットワークを享受され、充実したキャンパスライフとその後の人生を謳歌されることを心よりお祈りします。

2024年11月撮影

一週間のスケジュール

CAMPUS LIFE

キャンパスライフ